
←昨年の「平和プラザ2009」で私が作成した爆弾模型。真ん中が「クラスター爆弾」(1/4サイズに縮小)
クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)の批准国が2月16日、30カ国に達し、同条約は今年8月1日に発効することが決まりました。
ベトナム戦争やイラク、アフガニスタン戦争などで使われ、不発弾として残る率が高く、市民を殺傷してきました。
アメリカ、ロシア、中国などの軍事大国が禁止条約に難色を示す中、06年の第2次レバノン戦争でイスラエルが大量のクラスター爆弾を使用したことを機に国際的非難が高まりました。
ノルウェーなど有志国と非政府組織(NGO)主導の軍縮運動「オスロ・プロセス」が07年2月に禁止条約の協議を始め、08年5月に条約案で合意、12月にオスロで署名式が行われました。現在104カ国が署名しています(日本も署名しています)。
運動開始から3年半で発効にこぎ着けることになったのは、禁止への世論の高まりによるものです。
世論が平和への道を少しづつ切り開いています。
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