各担当の進行具合についての報告と、
イラク、アフガニスタンについての展示について話し合われました。
イラク、アフガニスタンについては、 昨年の「平和プラザ2009」でも展示をし、
ジャーナリストの志葉玲さん(ジャーナリスト、「たたかう!ジャーナリスト宣言」著者)にも講演していただいたことだし、 展示スペースの問題やAチームの手が足りないという現状もあるので、 今回は割愛しよう、ということに当初はなっていました。
しかし、下記の新聞記事をみんなで読み合わせ、考えてみました。
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1月12日に、オランダ政府の独立調査委員会は、
イラク侵攻が「国際法上の合法性を欠き、イラク戦争が国際法違反であり、支持は不当だった」、とする報告書を公表しました。
報告書によると、オランダ政府は、イラクに存在するとされた大量破壊兵器をめぐる情報機関の一部の情報に追従し、 本来のオランダの政策や国内世論には沿っていなかったにもかかわらず、攻撃を支持した、と指摘。
イラク戦争を主導した米英が武力行使の法的根拠とした国連決議1441についても
「個々の国連加盟国に軍事力行使を認めている、と合理的に解釈できない」と結論づけ、 攻撃を支持したオランダ政府も国連決議の解釈を誤っていた、との判断を示した。 オランダはイラク侵攻を支持し、国連の治安維持活動に約1100の部隊を派兵しました。
(1月14日付朝日新聞、しんぶん赤旗より)
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このように、オランダで「国際法違反」だと判断が下されたような戦争を支持した日本政府に対して、 わたし達はまだ総括をしていないのではないか、「あのイラク戦争はなんだったのか?」、検証する必要があるはずです。
やはり展示ははずせないだろう、ということになりました。
これからも、日本は、アメリカ発動の戦争に加担し続けるのか?
この問題はアメリカと一緒に戦争をしていく国に日本がなるのか、ならないのか、という意味で、 Aチームの「沖縄の基地問題」とも密接に絡んでくる問題です。
沖縄の基地から多くのアメリカ兵が戦争のために出動しているのです。
政権交代後、情報公開が進み、防衛庁からの資料がたくさん出てきました。
航空自衛隊は、イラク市民に水を補給する仕事を隠れみのに、武器や兵士も運んでいた実態が明らかとなりました。
そもそも、ありもしない大量破壊兵器を理由に、自国を攻められた人たちが、自分達を守るための抵抗運動をするのは当たり前のことだと思います。その人たちをひとことで「テロリスト」とまとめて呼んでいいのでしょうか?テロリスト掃討作戦の名のもとに、多くのイラク市民がアメリカ兵に殺され、そのイラク市民はアメリカにさらに抵抗し...。武力でその「負の連鎖」を断ち切ることがほんとうに可能でしょうか?
日本国内での報道が沈静化していくなかで、忘れ去られつつあるイラク、アフガン戦争。 この戦争が忘れ去られていくことが都合のいい人もいます。
でも、私たちは決して忘れずに、過去の過ちから学び、平和な未来を創るために行動する義務があります。
平和憲法を持っているはずの日本がなぜイラク戦争に関わったのかをきちんと総括するための、「第三者検証委員会」を政府が設立してほしい。
賛同者を募集しています。
「イラク戦争の検証委員会設立をもとめるアピール」全文はこちら
→http://isnn.tumblr.com/post/237220244
呼びかけ人は350名を超えました。
「平和プラザ2002」のゲスト池田香代子さん(翻訳家、「世界がもし100人の村だったら」編者)
「平和プラザ2009」のゲスト志葉玲さん(ジャーナリスト、「たたかう!ジャーナリスト宣言」著者)
のお二人も呼びかけ人です。
平和プラザ歴代ゲストについては、「平和プラザのあゆみ」をご覧ください
↓
http://heiwaplaza-no-ayumi.blogspot.com/2009/12/blog-post.html
呼びかけ人の方々に声をかけ、「平和プラザ2010」に交替で参加してもらうことも考えています。 お楽しみに!
次回実行委員会は
2月15日(月)6時半~佃区民館にて。
気軽に参加してください。
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